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「……わかった。僕が臆病者じゃない事を証明してやる。次にここに入って来た奴が例えどんな奴でも僕はそいつに付いて行ってやる」
僕は立ち上がって宣言した。
ガイは驚きの余り小さな目が飛び出してきそうなほど見開いた。
僕がそんな事を言うなんて思ってもみなかったのだろう。
……僕自身、成り行きで言ったような物だし……
「よし、絶対だな?」
ガイはニヤリと笑った。
……こんな辺境の地だ。
次に勇者が来るのなんてずっと先だろうし、その時までに手を考えればいい。
僕もニヤリと笑うとガイが数歩後ずさったのが見えた。
…………ギィ。
僕の後ろで錆びて重たい地獄の門が開くのが聞こえた。
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