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閉め切られた街、手紙も電話も何もない街。
それでも届けたかった…小さな小さな思いがあった。
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その街にはポストが一つだけあった。
既に使われていないポストだけれど街の人は毎日毎日思いを込めてポストへ入れるのだ。
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返事の帰らない手紙を街の人たちは、毎日ポストへ運ぶ。
今メールなどが出来るから
"どうしてそんな手紙に拘るの"
って言えるかもしれない。
それでも彼らには手紙しか頼るものがないのだ。
届かない手紙だけが彼らの生きる道なのだ。
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この話は本当じゃないけど、でも伝えられる思いは今伝えてあげて欲しい。
今しかないから…未来がどうなるかなんて誰にも分からない。
だから伝えてあげて…大切な人にあなたの思いを。
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