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なかなか返事を返してくれないたくやに、彼女は心配したのかもう一度話しかけた。 「あの、聞こえていますか?」 「あっ、はい!聞こえてます」 たくやはビシッと背筋を伸ばした。 顔に熱が集中するのがわかる。 やばい、かなり恥ずかしい。 それをみて彼女は、クスクスと口元を隠し笑っている。 更に顔に熱が集中する。 でも 彼女の笑う姿は、綺麗だった。 ─ドクン また心臓が波打った。 あぁ、俺はきっと 彼女に一目惚れをしたんだ。 そう、たくやは思った。
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