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「もしかして、たくやさんですか?」 「なんで……名前を……」 たくやだと知ると、女性は泣き出した。 男性は、女性を支える。 「さきから聞きました……あの、さきと一緒にお祭り……周りました?」 「えっ……はい」 女性と同じく、男性も泣き出した。 「ッ……おかしいですよね……。だってさきは、ずっと病院に居たのに……ッ、たくやさんに会ったなんて」 事故にあって、病院に居た。 しかし、たくやと一緒にお祭りにいた。 たくやの頭が混乱する。 「娘が……さきが、あなたの事を話してくれたの」 「私達は夢の話だと思ってた」
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