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《大道寺雅樹side》
(しまった……)
雅樹は消しゴムでプリントの文字を消し始めた。
今は国語の抜き打ちテストの時間だ。
ちなみに残り時間は3分。
大道寺雅樹はせっかく書いた文章を消していた。
(『、』打ち忘れたなんて……くそ!)
二つ目の文の読点を打ち忘れた雅樹はせっかく書いた文章を消し終わった。
その時
キーンコーンカーンコーン……
鳴り響くチャイムの音。
雅樹のこめかみには青筋が浮かんでいたとかいなかったとか。
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