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《大道寺雅樹side》
「それは良かった。ところで何の用ですか?」
「あ、そうだったな。」
「雅樹が変なこと言うからやで!」
「“また”やったって聞いたんだか、何でせっかく書いたのを消しちまうんだ?濁点位気にす」
「林道狼太君。今日は“読点”ですよ。」
「細かいこと気にすんな!疲れねぇのか、そういうの。」
「狼太の言う通りや。何か理由でも有るんやないかと思てな」
「偶然三人共同じ疑問を抱きやって来たらさっきの攻撃を食らった訳さ。補導のこと言うって酷くねぇか?」
「事実でしょう。いくらその気がなくて間違われただけでも痴漢で補導された事実は消しようがないですよ。真犯人が自首したからよかったものの。しかし19歳の少女に痴漢行為を働く25歳の社長がいるとは思いませんでした。彼女が運営していた会社、幹部が半年間給料70%返上したんでしたっけ?潰れなきゃ良いですが。あ、痴漢じゃなくて痴女行為ですね、女性なので。」
「ちょっとまて雅樹君!何故そこまで知っているんだ!?それにそれだと俺悪くないだろ!!」
「秘密です。」
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