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それ以後も何人かに告白されたが、全て断った。
そして、その度に俺は謝った。
ごめん。ごめん。ごめん。
君が好きになった佐藤真って奴は、きっと誰にでも優しくて思いやりのある人間なんだろうね。
でも本当はね、皆にそう思われたくて演技していただけなんだよ。
だから、ごめんね。
騙してごめん。
変な期待を持たせてごめん。
俺なんかを好きにさせてごめん。
こんな風にして罪悪感に苦しみながらも、ある時ふと奇妙な安心感も覚える。
自分は、人に恋させるほど完璧に演技が出来ているのだと。
その考えが頭をよぎった時にまた「自分は最低だ」と絶望するのだ。
そんな両極端の感情に、心がもう耐えられなくなったのかもしれない。
汚れた自分を知られたくないアキラの前でさえ本音が出てしまったのが良い証拠だ。
このままではまずい。
そう考えていた時に、あのメールが来た。
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