一章 すべての終わり

6/6
前へ
/58ページ
次へ
捨てられた「それ」は辛うじて機能しているメモリで自分が捨てられたことを悟った。 だからといって何をするでもなく、ただ悟っただけであった。 だが、変化のきっかけはたしかに近づいていた。 とてもゆっくりと、そして確実な大きくそれでいて小さなきっかけが…
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加