始まり

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ホスト遊びを覚えた私はやがて生活が成り立たなくなる。 家賃が滞り、携帯がちょくちょく止まる。 もうこんな遊び止めなければ… そう思うのに夜になると繁華街へと足が向かう。 京介からは毎日営業電話が掛かってくる。 「お前、今日も店前同伴だからな」 断ればいいのに、断れない。 嫌われる事が怖くて今日も言われた通りに店に向かう。 バカな私。 京介は私に決して好きだとは言わない。 「お前は恋愛対象外!」 平気で言い捨てる。 もちろん若くてかっこいい京介と付き合いたいなんて思った事なんか一度もない。 だけど夢くらい見せて欲しい。 だんだんと京介と喧嘩ばかりになっていった。 京介と喧嘩をすると腹がたって別の店に飲みに行く。 それが京介は気にいらない。
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