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昔、図書館は魂の墓場のようなモノだと 書いた作家がいたんだよ? 気持悪いこと言うなよって? 怖がることじゃ無いんだ。 本の一冊一冊にはね、その本を書いた作家の夢や愛情や願いや 「この素晴らしい事実を何とかして皆に伝えたい」という情熱に溢れたメッセージが 魂として封じられてるんだ マンガや物語や絵本だけじゃないよ ちょっと普段手が出ない理科や算数や社会や語学の本も 本を書いた人が 君達に 「伝えたい」という 情熱の温度は変わらない。 これから本を手に取った時は 扉を開くような気持ちで表紙を開いてみて 扉の中には たくさんの活字や絵に隠れてるけど その本を書いた人の心が「やあ」と 片手を上げて 君に挨拶しているのを感じるかもしれない いや、感じて欲しいなあ… 今こんな突拍子もない話を 突然 君に話しかけてる 僕は誰かって? …そうだなぁ… 今は内緒にしておこう。 いつか、わかると思うよ。 その時、僕達は再会するんだ。きっと。 読書の邪魔をしてごめんね。 そろそろ閉館のチャイムが鳴るから カウンターの図書委員さんのところに行って借りる手続きをした方がいいよ。 じゃあ、またね。 BYE-BYE.image=84440362.jpg
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