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雅樹さんと会うときはいつも姉がついてきて美菜は正直寂しかった。
こんな日々は美菜が小学四年まで続いた。
その中で美菜の話し相手はいつも病人の智樹だった。
然し…智樹の病状は深刻で手術をしても見込みが無いという話が風の便りで流れていた。
姉の彼だった智樹…菜智は段々とお見舞いに行くのが苦しくなった。
医者にー見込みがないーと宣告されてから智樹が病気と闘っているのに耐えられなくて辛くて…、そんな思いが立ちこめた。
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