序章

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2007年 四月三日…       私は学校区内でも1番入るのが難しいエリート学校、A学校に入学することができた。 そして今日はそのA学校の入学式だ。         少々浮かれ気味に通学していた私だが学校を目の前に絶望感に曝された。 その学校は今の私の位置から見上げて見える位置にあるのだ。     つまり…山の上           私は春だってのに大量の汗をかきながらそれを登る。   そして、これから毎日これを満喫するのを想像すると暗澹とした気分だ   実に不快だ。   責任者を出せと叫びたい気分だがそんなことはもちろん言えずただこの山登りを他の知らない奴ら多数といやいや登ることしかできない。   他人の奴らもよく見ると友達と話す暇がないようでただ私の周りには荒い呼吸の声しか聞こえてこない 人間の無力差がいやでも実感できる。
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