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しばらくして狐を見失った私はとぼとぼと歩いていた。
「どうしよう…まさか狐に携帯を取られるなんて」
すると微かに聞こえてくる着信音。
「中庭!?」
そしてまた私は全力で中庭を目指した。
中庭についた私はベンチに置かれていた携帯を見つけた。
「ふぅ…」
今日だけで1㌔くらい痩せたきがする。
とにかく、安心した私はベンチに近付いていき、携帯に手を伸ばした。
「ん?……!」
その時、あたりが真っ白になった…。
意識が遠退いていく…。
私は…一体……。
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