交際

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「ん──いる。けどね、目見えないんだ。だから、施設に入ってるの。」 「ごめん!でもなんで‥?事故‥?」 「ううん‥恋したから‥」 なぜか自然と言葉が口をついてでてくる。 だめだよ‥ 止めなきゃ‥! 「えぇぇ!!!?」 「嘘だよ。もー拓ちゃんたら馬鹿じゃないの?」 やっぱり言えなかった‥ ごめんね‥‥ 無理に笑顔を作って宿題から顔をあげた。 彼はそれをみて安心したのか無邪気に笑った。
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