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もう10月になり､今日､1日は体育祭｡
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僕はこの時結花の異変に初めて気付くことになる‥
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僕と結花はｶｯﾌﾟﾙ競争にでた｡
ｶｯﾌﾟﾙ競争とは名前の通りｶｯﾌﾟﾙ同士が２人３脚でﾘﾚｰをしたりして競うもの｡
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そしていよいよ僕らの番になった｡
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ﾋﾟｽﾄﾙがなり走ろうとする‥‥
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でも結花は‥眼鏡をかけていてもあまり前がみえていないのか､僕とぶつかってばっかりだ｡
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｢ごめん‥‥｡｣
謝りながらも懸命に走ろうとする結花をひきとめ､
｢無理するな｡もうここでやめよ？｣
｢‥うん｣
珍しく素直に従う結花の態度に､病気の深刻さを思い知らされた｡
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