彼女の病

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体育祭も終わり、11月にさしかかった頃、僕は授業中心配で結花をみてみると黒板があまりみえてないようで、ノートとるのをやめていた。 . 結花にしたらありえないことなのに‥そんなに‥? . 「結花‥‥最近、おかしくないか!?目、そんなに悪いのか‥?」 ときく僕に、 「なんか最近すんごい視力低下するんだ。」 とだけ言い、 「ねぇ拓ちゃん。秘密の場所行こう?」と言い、階段を上っていく。 「ついたよ!」 そう言われて結花から視線をそらすとそこは屋上だった。 . 「ここ‥?」 「うん!あのね、話あんまりきかれたくないから‥」 そう尻すぼみに言って結花は俯いた。
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