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僕はかなりドキドキしてた。
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小さい頃から特に体も悪くなかった僕は入院したこともないし、病院に泊まったこともなかったし‥‥‥
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それに、初めて結花と一緒に寝るし‥‥
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ご飯も食べて、消灯時刻になった。
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部屋が真っ暗になり、結花も寝るだろうと思い、僕は寝返りをうった。
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それからしばらくして
「ねぇ‥‥拓ちゃん。もぅ寝た‥‥?」
結花が話しかけてきたけど、その余りにも寂しそうな声に僕は返事できずにいた。
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しかしそれから彼女は話しかけてこず、彼女からはやがて静かな寝息がきこえてきた。
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僕はそれに安心してその寝息に誘われるように闇の中へと落ちていった‥‥‥‥
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