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「拓真ぁ-!!ご飯よ!」
下の階から母親の呼ぶ声。
僕はすぐに降りていき、お礼を言う。
「母さん、マンション、すっげ-いいとことってくれてありがと。結花も喜んでたよ。」
母はほほえみ、
「そぅ。ならよかった!拓真をかえてくれたのは結花ちゃんだしね。」
そぅ‥
本当に結花は僕をかえてくれた。
「ほんとありがと。」
「いいのよ。あ!明日拓真卒業式でしょ-?お母さんとお父さん、張り切って行くから-♪」
「・・・。」
夕飯を食べ終わり風呂に入って、僕はまた何もない部屋に戻る。
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