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いつもはこんな時間に起きたとしても歩いて行く道のり。
でもさすがに卒業式は遅刻したくなかったから慌てて走る。
教室に入ると当たり前のことだがみんなが着席していた。
みんな胸に花を付けていた。
僕も机に置いてある花をとり胸につける。
なんかほんとに卒業しちゃうんだな‥
改めてつくづく思い出している僕に、
「拓ちゃん!!!遅いじゃんっ!!バカだね相変わらず!」
「るせ-よ!て‥‥‥ぇ?」
返事をして顔をあげた僕は固まってしまった。
声では結花とわかっていても誰かわからなかった。
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