卒業

11/24
前へ
/183ページ
次へ
体育館の中にはもうすでにたくさんの保護者が座っていた。 少し緊張しながらも整列して体育館の中に足を踏み入れる。 その時‥ 「結花ちゃぁ-ん♪拓真ぁ!こっちこっち!!弘くんもこっち♪」 1人かなり目立ちながらビデオカメラで撮影しているのは言うまでもない、僕の母だ。 その右隣で父がはずかしそうにしていて、その様子を見て左隣に座っている結花の父親が笑っていた。 そして結花や弘はというと僕の母に軽く会釈したが僕は無視で乗り切ることにした。
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

371人が本棚に入れています
本棚に追加