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体育館の外に出た瞬間───
「わぁ-!もぉ拓ちゃんカッコよかったよ!!!」
結花が飛びついてきた。
ほんとはこれ、お前の役割だったんだぞ?
「ありがとう。それにしても緊張したなぁ-。笑」
「拓ちゃんすごいきまってたよ。それにしても卒業なんだなぁ-‥なんか寂しいな。」
「何言ってんだよ。明日から一緒に住むから寂しくないだろ!?」
「ヒューヒュー!」
振り向くと弘だった。
それから教室に戻る道すがら後ろで弘がずっと口笛をふいている。
「うるさいな-。何だよもぅ‥」
「1組代表の仲多くんと成績優秀な瀬見さんのラブラブカップルのお通りだぁ-。」
僕・結花:「うるさいよ!」
「あっ‥着いた。 もう俺らも会えないんだな。毎日‥」
いきなり寂しそうに言う弘。
「じゃぁ会ったらいいじゃん、毎日★!」
「そぅだよ!後で一緒に写真とろ!」
そこへ担任の尾山が入ってきた。
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