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「‥結花、よくここに来てたよな。」
「拓ちゃんもでしょ?」
結花は笑って続けた。
「あたしねぇ、本当はその頃からずっと拓ちゃん気になってたんだぁ-‥。だから拓ちゃんの後つけたら図書室に通っていることがわかったの。」
チラッと僕をみて
「それでね、本の裏表紙に借りた人の名前書いてるとこあるでしょ?あたしそれの拓ちゃんの名前が書かれてる本探して、ずっとそれ借りてたんだぁ-。それにしても拓ちゃん、意外と難しいの読むんだね!ビックリしたよ★」
「意外とってなんだよ‥」
「だって意外じゃん!ムッツリして頭悪そうな奴がさぁ-こんな哲学書とか‥」
それから先は頭に入ってこなかった。
結花がこんな僕に最初から惚れてた?
女子避けてる奴に!?
しかもそんな奴が読んだ本を自分が内容わからなくてもずっと借りてたのかよ‥
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