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('、‘*川「…ツンちゃん。私の話をしてあげるね」
ξ゚⊿゚)ξ「?」
('、‘*川「私の彼もね、幼馴染だったの。いつもいっしょにいてね、いつも二人で学校に来てた。
彼といっしょにいると、すごく居心地がよかったの。
実際に付き合おうか、って言い合ったことはなかったけど、実質付き合ってるような
もんだったからね。今のあなたたちみたいなものかな」
ξ゚⊿゚)ξ「…」
('、‘*川「いっしょに映画にいったり、カラオケにいったり。彼といっしょにいるのがもう当然のよう
だった。幼稚園から高校まで、ずっと」
ξ゚⊿゚)ξ「…」
('、‘*川「ある日、彼、友達と釣りに行くって言って海に出掛けていったの。暑い日だった。
あまり釣り人がいない、だけどすごく釣れるポイントを見つけたって友達が彼に
言ってきてね。行こう行こうって。
でも、本当はその日は、私と出掛ける約束をしていた日だったのね。
当然、怒るじゃない?でも、彼も友達も全部準備してしまってて、取りやめるわけにも
いかなくて、私にごめんね、って謝って」
ξ゚⊿゚)ξ「…それは、ひどいですね。約束やぶるなんて」
('、‘*川「…まぁ、それで私は彼が何を言っても完全無視。そっぽ向けて目も合わせなかった。
彼は困ってたけど、時間になっちゃったから最後にまた、ごめん、って言って出ていったの。
……ツンちゃん、VIP湾沖地震って、覚えてる?」
ξ゚⊿゚)ξ「…VIP湾沖地震、ですか?」
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