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ある日私は次の日早番のため早く寝ようとしていました。
起きるのはだいたい4時半です。
ちょうど家に帰って来ていた兄も明日は6時には家を出る模様。
夜も更け、布団に潜り込むも夏の夜の寝苦しさからかなかなか寝付けない
くそっと舌うちする。
でもやはりだんだんうとうととしてきていつの間にか眠っていました。
どのくらい寝ただろうか…
遠くの方に聞こえる兄の声。
ん?
もう起きたんか早いな…
つか今何時?
たぐりよせたケータイには既にアラーム機能も消され21分の数字
「遅刻じゃー!!」
何すりゃいい何すりゃ…つかもう出ないと
にしてもなんで誰も起こしてくれないんだよ!
頭は慌てていてもパニック状態で体はそのまま
そのうちあらためて時計を見ました。
12:21
……………
「やべっ」
そうです
実は私は5時21分だと思っていたんです。
何故か数字の12の部分はみていませんでした。
突然の出来事によりまたしてもすっかり覚めてしまった頭。
でも何事かと思って見に来たお母さんには狸寝入りをしてやりすごしました。
きっと素敵な寝言だと思ってくれたはずです。
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