絢爛祈祷アーメン・ブラッキィ

起点礼拝読本

　この世には理不尽が沢山ある。

　例えば、世界の政治。
　何万という政治活動をしている人間が行ってきたものは、決して空っぽなものではない。
　空っぽに見えるのは、その政治家を選別した非政治家達の勝手な見解に他ならない。

　例えば殺人。
　罪の無い人間を殺した人間は、法で裁かれる。
　だが、殺人は無くなるどころか逆に増加の一途を辿る。
　法が厳しくなれば違法の存在も増え、間接的ないし直接的に殺人に触れる機会も多くなる。
　そして民衆はまた法の施工を要求する。