November

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青い木の葉は紅くその身を染め上げて かざす手には秋の香が 遠く照らす曇り空   汗に煌めく笑顔 秋の素肌も色付いていた     いつも君を感じたくて 交わした約束『Xmasまでに』    君には沢山の言葉をかけて来たね そう 数えきれないほど   いろんな挨拶も交わしたね   でも一つだけ君にかけたことのない言葉があるんだょ どんな時もこの言葉だけは選ばなかった   選べなかったんだ   君がここからいなくなりそうで       静かな雫ゎ汗と混じり一筋の雨となり頬を伝う 舞い散る楓ゎ優しく恋の終わりを告げていた   霜月も暮れ君を温(ぬく)める橙(とう)のマフラー 手には可憐な手袋が   君の全てが僕の心を締め付けて   遠くなる君を僕ゎ止めれなかった   走り出した君の小さな背中にはもぉ届かなくて       時が僕らを飲み込んで 互いの距離を 想いの交わりを 輝いた思い出を 遠く儚い夢へ記憶へ奪い去る    どれだけ季節を重ねても僕の心ゎ君を忘れるコトを許さない   こんな僕に"さよなら"   今だから言える 最も愛した君に…   さょなら     遠い昨日の君へ… さょなら
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