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懐中電灯を叩き付けた瞬間
充填されていた魔力の暴走により、
辺りは烈しい閃光に包まれた。
「今だっ。シルファ走れーーっ」
シルファの手を掴み一気に走り出す。
目を綴じていたお陰でシオンとシルファにはハッキリと周りの状況は見えていた。
狼達は視力を奪われたせいか動けずにいる。
シオン達は狼達の間を駆け抜けた。
しかし狼達は今度は音と臭いを頼りにシオン達を追い掛けて来た。
(ヤバイ………追い付かれる。)
そう感じた瞬間、目の前に人影が現れた。
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