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男はシン・キサラギと名乗った。
どうやらシオン達の居た村に転移したかったらしいが目標座標がズレていたらしい。
「危ない所をどうもありがとうございました。」
二人でお礼を言うとシンは笑いながら答えた。
「気にしなくていーよ。それより君達どうしてこんな所にいたんだい?」
シオンは自分の生い立ちを含め一部始終を簡潔に話した。
「そうか、君が…」
そう呟いたシンの言葉にシオンとシルファには聞こえなかった。
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