ゲート

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「ここを抜ければゲートだから付き添いはこの辺で良いかな?」 シンは林を出る前に立ち止まり言った。 「はい。本当にありがとうございました。」 シオンとシルファは声を揃えた。 「では、私は失礼するよ。いずれまた…。」 (いずれまた?) シオンはその言葉を不思議に感じながらも、 去っていくシンの後ろ姿に軽くお辞儀をした。 「んじゃしー君いこっか?」 隣に居るシルファはさっきまで泣いていたとは思えない程、明るく元気に言った。 (シルファの立ち直りの早さが俺にも欲しい。)
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