邂逅

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5分……10分経っただろうか。 ようやくシオンが口を開いた。 「お気持ちは有り難いですが、これは僕と父さんの問題でもあります。 七星の御剣を渡して傍観してるなんて僕には出来ない。 父さんは僕とシルファで探します。 他人任せになんか出来ません。」 「覚悟は出来てるんだね?」 シンは静かに尋ねる。 「はい!!」 シオンの答えには一片の迷いも感じられなかった。 「やはりアルタイド君の息子だね。」 シンは溜息をつきながらも微笑んだ様に見えた。
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