火竜の喉

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16年前…… 暗い部屋の中に男が二人。 男達は魔法陣を形成していた。 その魔法陣の中心には女性が二人横たわっている。 「エルフレア…すまない。 君達を巻き込むつもりは…。」 「何を言ってる。 僕等は親友だろう? それにこれは全人類の問題でもある。」 男は言葉を続ける。 「大丈夫だよアルタイド。 この子達は未来の希望だ。 信じよう。この子達ならきっと…。」 「そうだな。」 二人は目を合わせると同時に詠唱を始めた。 そして手に持っていた白金のナイフを一人の女性の腹に突き立てた……
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