火竜の喉

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「しー君待ってよー。」 「ほら、シルファ早くしろよ。」 そう言いながらシオンは少し歩くペースを遅らせる。 シオンとシルファは火竜の喉を目指していた。 『では課題だが…ここから南へ20キロ程行った所に火竜の喉と言われる洞窟がある。 その奥にあるルビーを取って来て貰おう。 期間はそうだな、一ヶ月あげよう。 そのままでは間違いなく死ぬからね、 準備期間だよ。』 シンの言葉を信じ、あれから3週間… 万全の準備をして洞窟に向かってる。 しばらく歩くと目の前に大きな口を開けた洞窟が現れた。
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