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「しー君、どうする?」
立ち止まりシオンを見る。
(二手に分かれるって選択肢は無いよな。
シルファを一人には出来ないし、僕も魔法使えないし。
問題はどっちに行くかだよな。)
「どっちだと思う?」
シオンはシルファに聞いてみる。
「うーん…。左…いや右のような。
左に行きつつ右みたいな。」
どっちか決められないらしい。
「仕方が無い。これで決めるか。」
シオンはコインを出す。
「表なら右、裏なら左だ。」
シオンは勢いよくコインを空中に弾いた。
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