火竜の喉

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「えーっと、えーっと、風の翼と、ウォーターフォールと、水蜜の泉と、水鏡の盾だよ。」 シルファが言うと同時にシオンは頭の中で最善の方法を模索する。 (あの数の群れが統率されたように襲うって事は中に女王がいるって事か。 しかも近くに居ないと統率出来ないよな。 問題はどうやって捜すか、だな。 やっぱあれの中にいるのかなぁ?) シオンが見た先には火喰虫が重なって固まって蟻塚のようになってる。 「凶と出た後の分の悪い賭けだけど 障壁も持ちそうにないし、 やるしかない…か」 シオンはシルファに向かい何かを呟いた。
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