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俺は小さい頃から変なモノを見てきた。
母によく「あの人おかしいね」
と言っていたらしい。
母は「やっぱりあんたもか…」と言っていたのを覚えてる。
ただ見えるだけだった俺だったが、ある日を境にとんでもない経験をする事になった。
俺は生まれも育ちも北海道の札○市。
18で大学へ行くため北海道を離れた。
そのままずるずると本州に住み着いてしまったのだが…
その札○には地下鉄がある。地下鉄とは…説明しなくても地下を走る鉄道だとわかるだろう。
その地下鉄の南○線と言う路線では、結構自殺が頻繁に起きる事があった。
何年前か言ってしまうと俺の年齢がバレるので記載しないが…
とにかくサラリーマンの自殺が多かった。
正確な人数とかは小さい頃だったので思い出せないが、チェッカーズが解散する間際の時期を調べれば分かるだろう。
俺はお爺ちゃんと買い物(?)のため地下鉄に乗って、大通りの○越に行くとこだったんだ。
地下鉄が来るまでホームで待っていた時、電車が入ってくるところにサラリーマン風のおっさんが立っていたんだ。
灰色のスーツに茶色の靴。しかも靴の踵を踏んでいる。
よく親に靴の踵を踏んでいて怒られていたために覚えている。
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