彼女
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希美は高校から始めたバレーに熱中していた。 背は小柄なのにジャンプ力は凄かった。 お互い部活をやっていた事から帰りの時間帯もよく一緒になっていた。 降りる駅が一緒だからまた電車の中で他愛ない会話。 「貴弘汗臭い」とか「砂で足汚い」とか、とにかく僕のテンションを下げる。 でも電車を降りたあとに手を振り見せる笑顔が僕のテンションを元に戻していた。
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