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麻衣と別れた俺は、教室に入って自分の席でゆっくりしていた。
「おはよー、将哉。」
「よう、光。今日は早いんだな。」
「うん。私今日、日直だからね。」
こいつは月野光、俺の幼馴染みで小学校の頃からの付き合いだ。異性の友人の内なら、光が一番近い存在だろう。
「将哉は今日も麻衣と?」
「そうだな。それにしても、最近ガクッと寒くなったよな。」
「まさに冬到来!って感じだね。」
「朝起きるのが辛くて仕方がないよ。」
「それは、将哉の場合いつものことじゃない。」
「ほっとけ。」
ガラガラガラ
「始めるぞー席に着け。」
光と話しているうちに、担任の小倉先生が教室に入って来た。
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