何気ない日常

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授業も終わり、俺達は家に帰ろうとしていた。そこには光だけじゃなく、同じクラスの啓太と小夜もいた。 「うーん、もうすぐ冬休みだなぁ。」 「そうだねー。ところで将哉って、冬休みの予定何かある?」 「俺か?当然ない、俺は家でゆっくり過ごすさ。」 「将哉はいつもそれだな。」 「そう言うお前はどうなんだよ、啓太。」 「どうって…俺には小夜がいるからな、一緒に出かけたりするから良いんだよ。」 「そういうことー。」 この二人は佐藤啓太と上田小夜で、二人は付き合っている。啓太は中学の、小夜は高校に入ってからの友人で、学園内で俺といることが多い。 今のように一緒に帰ることも珍しくはないが、光がここにいることは珍しい。
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