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「……出たわね……」
私は今、健次のクレープ屋の入口が見えるように、斜向かいのビルの壁に背をつけて、リエとシュウを観察していまぁす!
「うぅ…ミエぽん…やっぱり止めようよ…後でバレたら怒られるよぉ?」
希良は開始三分で弱音を吐き始めちゃうし…
「いや…ここムリ…汚な過ぎ…」
健次に至っては、普通の道なのに、汚い、汚ないって! カッコいいし、大好きだけど、極度の潔癖症だからなぁ…
「もう! 始めからそんなんでどうするのよ!! リエに青春の素晴らしさ思い知らしてやるんでしょ!!!」
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