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リエさんの教え方はとても丁寧で、解らない所は詳しく説明してくれる。前行ってた塾の先生より、解りやすい。
「ねぇ。リエ。キラ。宿題終わったら遊び行こうよ。」
私はいつでも全然OK。
「いいよぉ。」
リエさんはいつも渋る。
「またいつものクレープ屋だろう?私甘いの苦手なんだ。」
「はい却下ー。甘くないのもあるしぃ~。」
ミエぽんがそこまでしてクレープ屋に行きたいのにはやっぱり理由がある。
「とかいって~。健次さんに会いたいんでしょ?ミエぽんは~。」
私がからかうと、ミエぽんは顔を真っ赤にしてわたわたと手を振った。
「違うッ!違うって!!健次は関係ないからッ!!!」
慌てるミエぽんはなんだか可愛い。
リエさんは話の流れがつまらなかったのか、寝てしまっていた。
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