リエさん×ミエぽん≠キラ

5/6
75人が本棚に入れています
本棚に追加
/112ページ
リエさんの教え方はとても丁寧で、解らない所は詳しく説明してくれる。前行ってた塾の先生より、解りやすい。 「ねぇ。リエ。キラ。宿題終わったら遊び行こうよ。」 私はいつでも全然OK。 「いいよぉ。」 リエさんはいつも渋る。 「またいつものクレープ屋だろう?私甘いの苦手なんだ。」 「はい却下ー。甘くないのもあるしぃ~。」 ミエぽんがそこまでしてクレープ屋に行きたいのにはやっぱり理由がある。 「とかいって~。健次さんに会いたいんでしょ?ミエぽんは~。」 私がからかうと、ミエぽんは顔を真っ赤にしてわたわたと手を振った。 「違うッ!違うって!!健次は関係ないからッ!!!」 慌てるミエぽんはなんだか可愛い。 リエさんは話の流れがつまらなかったのか、寝てしまっていた。 .
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!