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親の声が微かに聞こえた、探しにきてくれたらしく私は暗やみのなか母を探した。
母は何も言わなかった、何も言わずに抱き締めてくれた。暖かくて、また何かが切れた。強くなりたい、もっと力がほしいよ。
あんなクズ塵共に負けないような、力がほしい。
強く、強くなりたい。
帰りの車の中でそうおもった。でも現実には何も出来ないままだという事は、やっぱり分かっていた。
明日は変わらずやってくる。何も変わるわけ無い。
明日はYちゃんが来る様にと祈りながら、とにかく勉強することにした。
早く卒業したい
早く
早く卒業したいよ
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