Х1Х 僕と空
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僕は女の子と付き合った事がなかったし、正直にいうと好きになった事もなかった。 だから、彼女の事が妙に印象に残ったのも、彼女が僕と違うオーラをまとっていたからだと、そう思う事にした。 彼女とは所詮違う人種の生き物だし、テストのために僕を利用しただけだろうから、もう話す事もないだろう。 もしかしたら、もうノートも返って来ないのではないか、と考えていたところだった。
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