Х1Х  僕と空

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次ににあった時、僕は何も考えずに、彼女に交際を申し込んだ。 それは僕にとっても不思議な事だった。 彼女を恋人として好きなのかは不明だったが、彼女の事を考えただけで心の中が暖かくなった。 冬に飲むコーンスープみたいに。   断られるだろうと思っていたのに、彼女の答えはあっさりイエスだった。   わけがわからなかった。 彼女程の美人が僕と付き合う理由がわからなかった。  理由を問うと彼女はくちごもりながら、 「なんとなく」と答えた。そんな感じで僕らは付き合い始めた。
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