Х1Х  僕と空

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しかし、周りの意思にはんして、彼女はつとめて僕と一緒にいたがった。 それまでお昼をともにしていた友達の輪からはずれてまで僕と昼食をともにした。ゼミの席も隣りに座ったし、授業も隣りに寄り添うように座っていた。 当然彼女の友人関係は希薄になっていった。 だんだん僕と彼女だけの空気だけが蜜になっていった。
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