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由夜「そうこなくっちゃね。」
屈託のない笑顔で言うと、浩輝は口をひくつかせる。
浩輝「ただし、くそみてぇ~な授業したら分かってんだろうなぁ?」
由夜のペースに巻き込まれる浩輝に皆口々に言う。
「何言ってんの浩輝?」
浩輝「あぁ!うるせー。お前らも付き合え!」
怒鳴り口調でそういうと皆しぶしぶと了解した。
浩輝「で・・・何すんだババア。」
由夜「う~ん、そうだな♪(皆ひねくれてるから)道徳の勉強でもするかな?」
そう言うと皆に廊下に出るように促す。
皆はしぶしぶと廊下に出て行った。
その光景を驚愕の表情で見つめている人がいた。
小瀧律だ。
直ぐ様、皆に駆け寄る。
律「皆どこ行くの?」
浩輝「律さん!」
うん?律?例の3人組の?
由夜が振り向くと昼間に会った小柄で栗毛の男子生徒がいた。
由夜「あっ!あなたは!
ふ~ん律ね・・・てことは、あなた達は3-Aだったのか・・・。よし!あなたも行くわよ!」
ガシッと律の手を掴みヅカヅカと進んでいく由夜。
それを唖然として見ていた浩輝と他の生徒達は律を見て、直ぐ様後を追った。
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