水辺の霊…

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      Sちゃんだった。               Sちゃんは、隣にいる Iちゃんに喋りかけた。       でもおかしいことに、   Iちゃんは何処にもいない。 おかしく思い、 もしかしたら浮いて、 川下へ流されて しまったのではないかと、 泳いで探した。                 すると、昨日 三人の子供達が遊んでいた ところまで来たとき Iちゃんを発見❗               しかし、Iちゃんは苦しそうに 足掻いていた。         どうしたのかと思い、 潜って見てみると…                   そこには…昨日見た 三人の子供達がIちゃんの 足を引っ張り、 暗い水底に、引きずり 込もうとしていた。     Sちゃんは無我夢中で Iちゃんを助けた❗             バッと後ろを振り返ると、 暗い水底も子供達も 何もなく、普通の 川があるだけでした。   怖く思い、急いで水からあがり、 別荘に駆け込み、 電話をかけようとし 受話器をとると、 繋がっていなかった。   線が切られていた。             着替えて、急いで家を出た‼         走って走って走り続けました。         ここから 大通りに出さえすれば良い‼   そう思い、走り続けました。               でも、走り続けるといっても、 限界はある。 しかも❗さっきまで 泳いでいて、ほとんど 体力は使い果たしている。     二人は力尽き、 路上に倒れた…。                
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