序章 世界

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ちゅんちゅん。 雀が耳元で鳴いてるんじゃないかって思うほど騒ぎ立てる。 「―――う…るさ…」 悪態をつきかけたところで、目覚ましはタイミング良くがなりたてた。 ばちん、とそれ叩いて止める。 息を吐いて一言。 「うるさい」 音は鳴りやみ、決して静寂とは言えない朝が来た。
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