序章 世界
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「…うぅ」 まだ布団にしがみついていたい衝動を堪え、なんとかご飯は食べようと、這いながら台所に向かう。 階段なんてのは這う障害にはならない。 ご飯さえ食べれば目が覚めるんだから… 簡単なものを作ってそれを冷蔵庫にしまい、自分は冷蔵庫の中の余り物を食べる。 使った食器をシンクで軽く流し、そのままにしておく。 学校から帰ってきたらやろう。 日がさしてきて白い洗面所に向かう。
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