出会い

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 そんなことを話しているうちに時計の針は午後5時半を指していた。  交替の時間は5時だったのに30分も過ぎている。 良「オレこの後違うバイト入ってるから、雄一1人で平気?」 雄「小さな子共じゃないんだから、心配しなくとも平気だよ。 18時には店長くるし。忙しくなさそうだし。  それより早く行きなよ。バイト遅れるよ。」 良「悪いね。じゃあ先にあがるな。お疲れー。」 雄「お疲れ~。」  良樹はコンビニのバイトの他にもうひとつバイトをしていた。  そうでもしないと、1人暮らしの良樹には金銭的余裕がない。  急いで着替えコンビニの裏口から出て、My自転車にまたがりアパートまでこぎだした。
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