もうひとつのバイト

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 打ち切られたことぐらいでは、気を悪くしない岸本は話を別の方に持っていった。 岸「そういえばそんなことをしそうな人、ウチの会社にいたな。」 さ「その人もいい男なの?」 岸「上司にも部下にも、もちろん女子にも人気者さ。」 さ「ちょっと、今度連れてきなさいよ!」 岸「そ~だな。誘えば来そうだな。」 さ「やった💓 誘えば来そうだなんて、その人バイなの?」 岸「32歳なんだけど、大人の男って感じ。  爽やかに笑顔を振りまくけど、夜も好きそうだぜ。 まあバイかって聞かれると結婚してるし、どうだろう?ってくらいだな。」  良樹は他のお客と話しながらも、さくら達の話に聞き耳をたてていた。  しかし岸本が言っている人が、ポカリをくれた人に勝てる気はしなかった。
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